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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年07月28日

ティッシュをくれた兄ちゃん

午前中、取材で伏見稲荷へ。
天気が悪くなる可能性ありと天気予報は言ってたんですが
立ち寄って撮影したいところがあったので、バイクにしたんです。
そしたら、豪雨と雷の大連チャン。

取材が終わっても帰るに帰れず、
取材先の方といろんな雑談をしました。
そしたら結構面白い話が聞けて、
記事にできそうな情報も手に入りました。

午後1時前になって、ようやく雨がやんだので、
礼を言って事務所に向かい始めたら、
数百メートルも移動しないうちに、また雨足が強くなった。

カメラを持っていたので、とりあえず
目の前のマンションの駐車場に飛び込みました。
続けて自転車に乗った多分67歳のおじさんも入ってきた。

すぐに通りすぎると思った雨雲は居座り続け、
偶然軒先を伴にしたおじさんと、いろんな話をしました。
というか、ボクがいろいろと聞いたんだけど。

定年して7年で、定年退職して最初のうちは時間を持て余して
大変だったけど、今は趣味の野球観戦に夢中だとか。
夏は高校野球が好きで、暇があれば京都の地区予選を観に行き、
甲子園に行くのも楽しみにしている、と嬉しそうに話してくれました。

しばらくするとマンションの住民らしき大学生風の若者が出てきて
ボクらにこういいました。
「そこ、もうすぐクルマが入るんですけど」
ちょっと嫌な感じがしましたが、
人の駐車スペースを無駄で占拠しているのは私たち。

すみませんと、バイクを動かそうとしたら、
「よかったら使いますか」と傘を差し出してくれました。
好意に甘え、傘を借りてバイクを移動。

実は昨日、海にいったとき、
腹が痛いという三男をトイレに連れていったら、
個室に入ってから「紙がない」というじゃないですか。
女子トイレに紙が常備されていた、という妻の言葉を信じたので
ポケットティッシュも持ってきていない。
ビーチまで距離はあるけど、戻るしかないと思ったら
「よかったら、使ってください」といって、茶髪の兄ちゃんが
ボックスティッシュを差し出してくれました。

この兄ちゃんは10数名の男女のグループで来ていたひとりで、
チャラチャラした感じでギャーギャー騒いでいたので、
これだから今の若い奴らは、と心の中で舌打ちしてました。

ありがとうございます、とお礼をいって、2枚のティッシュをいただきました。
「そんなんじゃ足りないでしょ。ほら、もっと取って」
と言って兄ちゃんはバババッとティッシュを取ると、ボクに手渡してくれました。

話は戻って、
「私、いちかばちが行きます」
と言って豪雨の中、飛び出していったおじさんに続き、ボクも出ました。

カメラバッグにビニール袋を常備していたので、
カメラは濡れませんでしたが洋服はずぶ濡れ。
ということで、見た目やちょっとした印象で人のことを
イメージづけてしまったボクへのバツとして、
この豪雨は降ったのかもしれません。

神様、雷は落さないでくれて、ありがとう。

  


Posted by 寺田鳥五郎 at 18:17Comments(0)