京つう

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2008年07月17日

100円ライター

800字300円。
とあるライター募集の掲示板で
募集していたギャラの金額です。
原稿用紙1枚の文章を書いて150円。
1時間で4枚書けば600円という計算になります。

ボクがフリーライターになったとき、
文章を教えてくださった方に
「100円ライターになるなよ」と言われました。

「使い捨てられるライターになるな」という意味なのですが、
100文字100円のギャラしかもらえないようではダメだ、
という戒めも込められていたと思います。

雑誌の場合、文字数でギャラを決めるのではなく、
書き手の貢献度を考慮して金額が決められることが多い。
そして、銀行口座に振り込まれてから、
ギャラの額を知ることがほとんど。
でも、働きに見合うと思う額なので、金額は特に気にせず、
依頼された仕事を請けています。

それにしても、冗談で言っていた100文字100円よりも安い原稿料とは。
このような仕事は、チャンスがほしい新人さんが、請けているようです。

夢に向かって頑張りたいという気持ちを利用して、
無茶苦茶な値段で記事を書かせる依頼主が、
いい仕事をしていると思えません。

「京都みなみい」では、数人のライターさんに動いてもらっています。
きちんとギャラを払うためには、売れるものを作らなければなりません。
読者がお金を払う価値があると思ってもらえるものを作り、
力を貸してくれたブレーンに労力にあったギャラを払う。
当たり前のことをやるのは本当に大変だなと、つくづく思います。

でも、その分、やりがいもあります。

100円ライター



Posted by 寺田鳥五郎 at 19:18│Comments(0)
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