さばずし

寺田鳥五郎

2008年09月03日 19:24

京都の秋の味覚に関するおもしろエッセイを書いてほしい
という依頼が来ました。

取材の必要がないので、快諾したんですが、
京都らしい味覚って、特に思いつきません。
むー、困ったと思い、妻や両親に聞いたところ、
京都の秋の庶民の味といえば「さばずし」というじゃないですか。

食べられないことはないんですが、
ちょっと生臭いのが苦手です。
で、手作りする家が多くて、お裾分けされることもしばしば。

これ以上は雑誌が発行されるまでは書けないんですが、
そんなことを編集さんに話したら、
そのエピソードをメインで書いてください
ということになってしまった。

そして、ボクがさばずしを食っている写真がほしいとのオーダーが。
本当は紙面に出たくないんですが、
取材のときに紙面に出てくださいとお願いしているくせに、
自分が出るのは嫌だなんて、そんな都合のいい話はない。

ということで、ボクがさばずしを食っている写真を撮りました。
取材のときにはセルフタイマーを使うこともありますが、
今回は妻がカメラマンに。
彼女は、なかなかうまいんです。
画面の切り取り方が分かっている。
でも取材での撮影には行きたがらない。
もったいない話です。

雑誌が発売されたら、記事はここにアップする予定です。