2008年12月22日
向いの家の子を叱りました
まったくプライベートなことです。
一昨日、向かいの家の子ども(小3)を叱りました。
用事があって自宅に戻ったとき、家の前の道路でその子が、
サッカーボールで遊んでいたんです。相手はおばあちゃん。
ボンボンと本気で蹴る孫のボールを、
おばあちゃんは息を切らせながら追いかけていました。
前々から、この子の行動には、目に余るものがありました。
我が家の壁やフェンスにボールをぶつけるし、
飛び込んできたボールを取るのに、勝手に我が家の庭に入ってくるし、
近所の子どもを叩いて泣かせるし。
でも、ボクがとやかく言える立場にないので、
何も言わずにいました。
ところが、営業用に購入した軽自動車のドアに見つけてしまったんです。
汚れたボディに、くっきりとついたボールの跡を。
表面にブツブツがたくさんついているボールなので
照合するのは簡単そうです。
もし、違ったとしても、その子と話すきっかけになります。
「ボク、ちょっとそのボール持って、こっち来てくれへんか?」
その子はボクに声をかけられて、飛び上がるほどびっくりしていました。
その様子と表情を見て、後ろ暗いことがあると思いました。
慌てたのは、おばあちゃんです。
孫よりも先にボクのそばに駆け寄ってきて、孫が何か仕出かしたかと聞いてきました。
ボディについたボールの跡を指さして、もしかしてお孫さんがぶつけたかもしれないので、
ボールを見せてほしいというと、おばあちゃんはいいました。
「弁償します。すみません」
おばあちゃんは、見ていたのです。孫がボールをぶつけたことを。
ボクは、そんなことをさせるつもりがないことを伝え、
とりあえずその子を呼び寄せてもらいました。
「正直に言ってくれるかな。このクルマにボールを当てた?」
「しらん」
彼は、伏目がちに、そう答えました。
やってなければ、多分必死になって「やってない」と主張するでしょう。
ボールを借りて、ついた跡と照らし合わせてみたところ、
表面の模様から筋から、ぴったり合います。
「ほら、同じやなあ」
彼は、逃げられないと思ったのか、目にいっぱい涙をためていました。
「おじさんは、君がボールをぶつけたところを見てないし、
もしかしたら、これと同じボールを持っている子どもが、
ぶつけたかもしれない。おじさんは犯人は分からないけど
もしかしたら、君は誰か分かってるんとちがうか?」
彼は、ぽろぽろと涙をこぼしました。
「遊ぶのはいいけど、人に迷惑をかけたらあかん。おばあちゃんも
一生懸命遊び相手になってあげてるけど、すぐにしんどくならはるから
あんまり無理を言うたらあかんで」
彼はうつむいたまま、黙ってうなずきました。
おばあさんは、孫がまったく言うことを聞かないこと、
肉親以外の大人に叱ってもらえてよかったと言い、
孫の頭を下げさせて、帰っていきました。
この子の家に事情は、なんとなく知っています。
1年前に引っ越してきたときには、お母さんも弟や妹がいたのですが、
ここ半年ほどでその姿が見えなくなりました。
そのかわりに頻繁におばあさんが来るようになり、
たまに奥さんとは違う、別の女性が自分の娘を連れて遊びに来ています。
この子のことを、かわいそうだと思います。同情もします。
だからといって、乱暴を働くことを大目に見るのは違うと思います。
地域の子どもを地域で育てることの難しさを、ひしひしと感じています。
昨日の朝、家を出るとき、
車についていたボールの跡が消えていました。
そのかわり、小さな指の跡がついていました。
彼がどういうつもりで、消したのか分かりません。
「ごめんなさい」という気持ちであることを願うばかりです。
一昨日、向かいの家の子ども(小3)を叱りました。
用事があって自宅に戻ったとき、家の前の道路でその子が、
サッカーボールで遊んでいたんです。相手はおばあちゃん。
ボンボンと本気で蹴る孫のボールを、
おばあちゃんは息を切らせながら追いかけていました。
前々から、この子の行動には、目に余るものがありました。
我が家の壁やフェンスにボールをぶつけるし、
飛び込んできたボールを取るのに、勝手に我が家の庭に入ってくるし、
近所の子どもを叩いて泣かせるし。
でも、ボクがとやかく言える立場にないので、
何も言わずにいました。
ところが、営業用に購入した軽自動車のドアに見つけてしまったんです。
汚れたボディに、くっきりとついたボールの跡を。
表面にブツブツがたくさんついているボールなので
照合するのは簡単そうです。
もし、違ったとしても、その子と話すきっかけになります。
「ボク、ちょっとそのボール持って、こっち来てくれへんか?」
その子はボクに声をかけられて、飛び上がるほどびっくりしていました。
その様子と表情を見て、後ろ暗いことがあると思いました。
慌てたのは、おばあちゃんです。
孫よりも先にボクのそばに駆け寄ってきて、孫が何か仕出かしたかと聞いてきました。
ボディについたボールの跡を指さして、もしかしてお孫さんがぶつけたかもしれないので、
ボールを見せてほしいというと、おばあちゃんはいいました。
「弁償します。すみません」
おばあちゃんは、見ていたのです。孫がボールをぶつけたことを。
ボクは、そんなことをさせるつもりがないことを伝え、
とりあえずその子を呼び寄せてもらいました。
「正直に言ってくれるかな。このクルマにボールを当てた?」
「しらん」
彼は、伏目がちに、そう答えました。
やってなければ、多分必死になって「やってない」と主張するでしょう。
ボールを借りて、ついた跡と照らし合わせてみたところ、
表面の模様から筋から、ぴったり合います。
「ほら、同じやなあ」
彼は、逃げられないと思ったのか、目にいっぱい涙をためていました。
「おじさんは、君がボールをぶつけたところを見てないし、
もしかしたら、これと同じボールを持っている子どもが、
ぶつけたかもしれない。おじさんは犯人は分からないけど
もしかしたら、君は誰か分かってるんとちがうか?」
彼は、ぽろぽろと涙をこぼしました。
「遊ぶのはいいけど、人に迷惑をかけたらあかん。おばあちゃんも
一生懸命遊び相手になってあげてるけど、すぐにしんどくならはるから
あんまり無理を言うたらあかんで」
彼はうつむいたまま、黙ってうなずきました。
おばあさんは、孫がまったく言うことを聞かないこと、
肉親以外の大人に叱ってもらえてよかったと言い、
孫の頭を下げさせて、帰っていきました。
この子の家に事情は、なんとなく知っています。
1年前に引っ越してきたときには、お母さんも弟や妹がいたのですが、
ここ半年ほどでその姿が見えなくなりました。
そのかわりに頻繁におばあさんが来るようになり、
たまに奥さんとは違う、別の女性が自分の娘を連れて遊びに来ています。
この子のことを、かわいそうだと思います。同情もします。
だからといって、乱暴を働くことを大目に見るのは違うと思います。
地域の子どもを地域で育てることの難しさを、ひしひしと感じています。
昨日の朝、家を出るとき、
車についていたボールの跡が消えていました。
そのかわり、小さな指の跡がついていました。
彼がどういうつもりで、消したのか分かりません。
「ごめんなさい」という気持ちであることを願うばかりです。
Posted by 寺田鳥五郎 at 21:33│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。